どっか暖かいとこで猫と静かに海みて暮らしたい

ネットの海の枯れ珊瑚がふく泡...('A`).。。... 書いてることは全部嘘です

にっき。沖縄縦断:座喜味城址・残波岬へ


 

 旅はその後の人を饒舌にする。今回は、沖縄旅行2日目の前編だ。今回の目的は、辺戸岬へ向かい、その途中で車載放送を行うことだったが、これが中々難しかった。が、天気予報は完全に雨だったが、完全に晴れた。だから満足している(・∀・)ふひひ。


6/9(日)前編
 朝7時過ぎに起床。昨晩の疲れもあってか、まだ眠い。せっかくなので朝の国際通りを通ってコンビ二へ。シークワーサージュースを飲んだ。その後、9時集合で礼拝へと向かった。今日は一日かけて沖縄本島を縦断し、最北端の辺戸岬を目指すのだ。まず朝食は沖縄といえばA&Wということでモーニングをそこで。その後は、ひたすら北上して読谷の教会にて礼拝を守る。雨が降ると聞いていたが、これでもないかというくらいに晴れた。感覚的には、完全に八月である。



 


 教会へ向かう途中、嘉手納基地を通る。場所によっては、国道58号の両隣が基地となる。金網の向こうの米軍家族寮、原色の夏色に佇む沖縄の亀甲墓、よくも悪くもこれが沖縄の景色である。嘉手納の周辺では通り沿いの看板に英語が増えたことが印象的だった。





10時半の礼拝開始に間に合うか不安だったか、ちょうど到着。会堂は南国を思わせる作り。礼拝は、東京神学大学系列の教会らしい式順だった。説教前の子供のためのお話はリベカの結婚だったが、その中でサラが笑ったことについて触れられた。不信仰と神の約束と。留学前やら後やら、なんだか色んなことを思い出した。
 







説教は、以下のマタイの福音書の山上の垂訓より。
『あなたがたは地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。もう何の役にも立たず、外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけです。あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。』

 地の塩が岩塩であることは、言われてみればなるほど、と思い、丘の上の街という明確さ、しかし岩塩のごとく隠されていること、また腐敗の防止だけではなくて味付けが求められているということは、おもしろく納得する話だった。北海道出身だといいながら、とぼとぼと福音を語る牧師の話は、何だか印象深いものだった。







 礼拝後、さらに北を目指すために帰ろうとしたら、教会の屋上に行ってみなさいと信徒の見知らぬおばあちゃんに言われてあがってみた。景色は最高だった。その後、真夏の日差しの中、ファミマでアイス珈琲を買い、今度は座喜味城跡へ。こちら世界遺産にも登録されてるとのこと。





 座喜味城(ざきみぐすく)は1416-22年に建てられ、その後もしばらく使われた。中国製陶磁器などが出土しているから、琉球時代は中国との関わりが濃かった場所だ。また瓦は発掘されていないから、板葺か茅葺の屋根だったと言われている。第二次大戦中は、日本軍の高射砲陣地となり、戦後は米軍のレーダー基地となった。
 1973年には返還されて、82年には整備・修復を完了。数奇な運命を辿った120mの丘である。が、よくよく考えてみると、このグスクの辿った道は、沖縄の現在でもある。日本との関係、米軍の駐留、中国との貿易、すべて現代的な課題だ。そう思うと、数百年前から、この美しい島と海が晒されてきた歴史は、ほとんど宿命とも思えた。





 壁の上は、進撃の巨人の駐屯兵団気分にさせてくれる。場所にもよるが、大人三人が動ける通路になっている。しかし、それなりに高い城壁なので、落ちると普通に危険。こういう場所から島を眺めると支配者の気持ちを少し理解できなくもない。







 真夏の青い光の中で歴史を静かに語るグスクを跡にして、今度は残波岬へ。こちらの岬は観光名所として有名なところだ。太陽が、地元の人らしい釣り人たちや、はしゃぐ観光客の濃い影を岩に写す。夏である。ちなみに岬なので灯台があるが、工事中なのか入れなかった。しかし、海の濃い原色を味わえたので満足である。










 ということで、やっと昼食へ。昼食はマグロ丼定食と島らっきょの天ぷら。去年、沖縄に来て以来、島らっきょの天ぷらにハマっているが、うん、本当に旨い(・∀・)