5月15日 月曜日 曇り
昼、祇をん界隈にて初の食事。いろいろと案内したこともあり、まさかの奢りである。これが本当に美味しかった。ランチは8千円、夜は最低でも2万円以上って感じらしい。マジかよ(白目)緊張しつつ、一品ずつ出てくるものを堪能した。
最初に出てきた海老天、豆天、タコとかが既にうまい。とくに粽がやばくて、いわゆる奈良五條の柿の葉寿司を超える旨さだった。シャリの旨さがシャレになっていない。次に出てきたお吸い物がまたうまい。京都は魚のマズイ土地やが、金だせば旨いもの食えるんだなと悲哀を知る。そして、刺身。本物のトロってまじで溶けるんだなって...。
魚の照り焼きも脂がのった美味しさ。注入したんじゃないかってくらい脂が乗ってたけど、添え物が良い具合にさっぱりしてて良い塩梅かつ適切な量。からすみは最高に美味しかった。マジ旨い。そして湯葉。これも今までくった中で一番うまい湯葉だった。 鯛ソーメンも中々。ほどよい塩味とレモンがまた合う。
〆は、ごはんと京漬物。味噌汁も山椒が入ってたりと凝りに凝ってて美味しい。最後にマンゴー。おそらく最高度の糖度を誇る甘さ。おいしかった。圧倒的満足感。一皿千円の世界だが、これは納得の味と値段である。
そして驚いたが、となりに座っていた変なシャツの兄貴ら4人組。彼らが出ていくときにハイミスっぽい女性が「領収書を」と言った。板長は「お名前は?」と聞く。女性いわく「●●館で」。おお、有名出版社の方でしたか...。金は、あるところにはあるんやなと実感。貧乏人がハイソな世界を垣間見た昼食である。
その後、友人に会いに来たネット仲間と合流し、世界遺産のデカい寺を見学。何かの行事だったらしく数百畳のタタミは見れず。かなりの人出だったので驚いた。京都駅へ向かい、適当に店に座り出発まで話した。クリエーター氏を見送って、ネット仲間氏と珈琲屋にて休憩。疲れて寝てしまった。
帰宅後、変なことではあるが、京都・大阪を訪問した3泊4日の旅だったのだと思った。京都に住むと京都観光を失うわけだが、今回はそういう時間だった。濃密で、本当に楽しい時間だった。ということで、明日の午前中は原稿、午後は研究室である。仕事がたまっているので、頑張らねばならない。ネット仲間の友人から「俺は間違えて普通電車に乗っちゃったので、人生の意味とかについて考えながら帰ります」と来たので、ちょっと笑ってしまった。良い一日だった。